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年間を通じてリジェネラティブなぶどう栽培やワインづくりに関わり、5年間ワインが届く!モリウミアスファームの農園主 第2章

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モリウミアスの新たな取り組みとして始まったリジェネラティブ農業の実践「モリウミアスファーム」。2023年4月より1,000人以上の人々の手によって1年間、土づくりを行い、前回2023年12月に募集した農園主 第1章では197名の方々が賛同し・応援いただきました。お陰様で津波被害にあった約1.3万平米の大地は、2024年4月から、農園主の皆さまと一緒にワイン用のぶどう約1,300本を植樹することができました。ぶどうの苗木をはじめ、堆肥や支柱など農資材、ビニールハウスを用意することができました。改めてお礼申し上げます。
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夏の日差しをたっぷり浴びてぶどうがすくすくと育つ中、今回は新たな農園主を募集します!「第2章 芽吹きの章」として、ジュースやワインを製造・醸造し、雄勝の海の幸を活用した発酵食品を加工する食の拠点を整備する資金を集めるため、年間を通じてリジェネラティブなぶどうの栽培からワインの醸造までを学び、体験する農園主の募集を開始しました。

農園主へのお申込みはこちらから:https://tinyurl.com/2yfzmuqk

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1. モリウミアスファームは新たな章へ!
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2023年4月に始まり、1,000人以上の人の手でリジェネラティブな農業を目指して土づくりからスタートしたモリウミアスファーム。1.3万平米ほどの元中学校跡地で地域の資源や自然の力を生かし、地球温暖化の対策になりうるリジェネラティブ農業の実践を目指してきました。もちろん農薬や化学肥料は使いません。
今年の4月6日からワイン用ぶどう7種・約1,300本を植樹し、5か月が過ぎようとしています。お陰様で昨年12月に募集した農園主(合計197名)の皆さんを始め、住民や市長・市役所の職員など合計467名によって植えられた畑には、現在7つの区画ができ、それぞれがすくすくと育っています。

昨年は雑草も生えなかった荒土だった畑にはクローバーや雑草などが茂り、一面緑に。最初に植えたピノグリージョはすくすくと育ち、2メートル以上に成長。ピノノワールも順調、メルローとマルヴァジアはゆっくりと育っており、ツヴァイゲルトとゲヴェルツトラミネールは更にゆっくり。
早く枝を誘引しなければ、と6月から単管パイプを増やし、ワイヤーを張ってぶどう棚づくりに励んでいます。ピノグリ分100本のパイプを打ち込み、筋交や梁で補強。ぶどう1列に3本ワイヤーを張って、木を固定し、枝の誘引が8月23日に終わりました。やっと雰囲気が出てきましたね。

また、Local Food Cyclingさんご協力の元、全国の家庭から送られた生ごみコンポストを植樹の際に使い、その中に入っていたカボチャやトマトの種が芽吹き・育ち、実をつけて収穫できるように!トンボにてんとう虫、バッタ、コオロギ、ダンゴムシなど昆虫はどんどん増え、それを食べに鳥も集まっています。土に微生物が増え、生態系が少しづつ豊かになっていることを実感できるようになりました。一方でコガネムシやイモムシも集まり、葉を食べるので、手で潰したり、お酢を薄めた液体をスプレーしたり、日々対峙しています。5月から仲間として加わったちょっと臆病な番犬、ピノは畑に慣れて、虫や蛙を追い回しています。

震災の前までは雄勝中学校だった場所。津波被害があるも、住民の思いを考慮した石巻市により農業が許されることになり、無機質な山土が整備された土地で、豊かな生態系を、多くの人と創り出しながら、森と海がつながる自然環境も改善して、こどもと町の未来に繋げることを目指しています。

農園主となって災害地をリジェネラティブな農業で豊かに!https://tinyurl.com/2yfzmuqk

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2. 第2章 ~芽吹き~ 食と発酵の拠点を一緒に立ち上げませんか?
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ぶどうが少しづつ育つ一方で、畑の隣の土地では海と食の学びの拠点を整備する計画が進んでいます。日本財団「渚の交番事業」から助成金をいただくことが決まり、2025年秋の完成を目指して建築家とプランをつくっています!
ここでは育てたぶどうでジュースやワインを製造・醸造し、雄勝の海の幸を活用した発酵食品を加工する食の拠点が誕生します。海の資源をいかして陸を豊かにしながら、微生物の力を活用して飲料・食品をつくる。そのプロセスをこども達も体験することで、人は自然の循環を生み出しながら、豊かな環境を育み、その恩恵を受けることを感じてもらう。さらに様々な知見、価値観をもった人たちに多く関わっていただき、コミュニティとすることで町の未来にも繋がってゆく。そんな未来を描いています。
助成金で施設の建設はできますが、【ワイン醸造に必要な機材は自己調達】することになっています。海外から輸入するステンレスタンク・木樽、プレス機・徐梗機(ぶどうの実を房からとる機械)、タンクを洗う高圧洗浄機などの機材を含め、【4千万円ほどの資金が必要。その資金を集めるために、農園主の募集を再開させていただきました!】
今回は施設の立ち上げに向けた「第2章 芽吹きの章」として、「OGATSU SHIZUKU TEAM」を立ち上げ、農園主というグループの中のチームとして、雄勝町でのぶどう栽培をはじめ、ワインの醸造までを年間通じて学び・体験することで、より「自分の農園」という意識を高めながら、長く場を一緒に育んでいただきたいと願っています。
チーム名の「SHIZUKU・雫」という言葉には、大地の恵みである雨と水、養殖漁業を支える雄勝の海、そして農園主の皆さまの汗と涙。そこから生まれる一滴の何か、ポタポタと落ちる新たな価値。そんな思いを込めています。

生物の多様性や生態系機能の回復、地球温暖化の対策になりうるリジェネラティブ農業。モリウミアスが目指す世界を、場を一緒に創ってゆく。そして津波被害のあった地でぶどうの栽培やナチュラルなワインの醸造。いずれは発酵と食に関する学びと体験もお届けできればと思っています。皆さんと一緒に場を育み、創り続けることがこどもや町の未来を明るく・豊かなものにすると信じています。

年間の活動として、初年度は以下がラインナップされています。

9~10月 ぶどう収穫(山形)
11月   腐葉土づくり、大地の再生:通気浸透水脈(モリウミアスファーム)
12月   ワインの瓶詰め・ラベル貼り(宮城)
2025年1月   ぶどうの枝を剪定(モリウミアスファーム)、ワインの瓶詰め・ラベル貼り(宮城)
2月   大地の再生:通気浸透水脈(モリウミアスファーム)、ワインの瓶詰め・ラベル貼り(宮城)
3月   レイズドベッド・プランター、野菜・ハーブの種まき(モリウミアスファーム)
4〜5月  植樹(モリウミアスファーム)
6月   リジェネラティブな場づくり:生活排水のリサイクル水路・バイオジオフィルター(モリウミアスファーム)
7月   リジェネラティブな場づくり:生活排水のリサイクル水路・バイオジオフィルター(モリウミアスファーム)
8月   リジェネラティブな場づくり:こどもたちの学び場・土間づくり(モリウミアスファーム)
*開催日程はお申し込み後にご案内させていただきます。

農園主へのご参加はこちらから:https://tinyurl.com/2yfzmuqk

豊かな食の拠点整備の為に、「農園主」となって場をつくってゆきませんか?

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3. 東北雄勝町の現状とこれから
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宮城県石巻市雄勝町の高台に残されていた廃校が多くの人の力を借りて、こども達のための複合体験施設 MORIUMIUS(モリウミアス)として歩みを始めてから9年が経ちました。「森と、海と、明日へ。」という想いで続けられてきた活動は、次の章へと進んでいます。
一方で震災から13年という月日が流れた雄勝町では、防潮堤などの工事が23年3月に終わったばかり。一方で津波被害のあった町の中心部は更地のままでした。そんな場所を花や緑で覆い、多くの人が通い・関わり続ける場を目指して、石巻市の事業として住民と連携して「雄勝ガーデンパーク」を創ってゆくことになりました。
高台住宅や道の駅などが整備された反面、震災からの時間経過とコロナの影響もあり、町に訪れる人は減っています。なにか全国の過疎地域に肩を並べた危機感を感じています。モリウミアスは雄勝ガーデンパークでリジェネラティブな農業を通じて、生物多様な場をたくさんの人と一緒に、学びながら育んでいこうと一歩を踏み出しました。多くの人がこの学び場を一緒につくり・関わり続けることでコミュニティとなり、新しい町づくりになると信じています。

▼雄勝の町づくりを農園主としてご一緒に!https://tinyurl.com/2yfzmuqk

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4. こどもと地方の未来をつくる
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地球上では温暖化が進み、資源の枯渇は世界的に危惧され続けています。雄勝町でも、海洋環境が変化して海藻が採れない、貝毒が発生する、秋鮭が遡上しない、森では鹿が大量に発生し、荒れている森はより脆弱になっているなど、自然環境が変化し、バランスが崩れています。

そんな中、こども達は都市化による自然との分断やテクノロジーの進化による便利な暮らしから健全に成長できているのか、生きる力が育まれていないのではないか、と感じています。より深刻な時代を生きるこども達にとって、自然とのつながりや「生きる」ことを実感する時間はとても大切なもの。「よりよい自然環境を人がつくることができる」という価値観を育んでもらう。そんな思いからモリウミアスは始まっています。
少子高齢化、過疎となった雄勝の未来をどうしてゆくのか?
そしてこども達が自然や地方への意識を高め、自分らしい道を切り拓いてゆけるように、少しでも豊かな環境を育んでゆくにはどうすればよいのか?
雄勝ガーデンパークで農業に取り組むことで、こどもから大人まで多くの人が学び合いながら場をつくり、コミュニティとする。自然や農、食におけるアイディアと実行力のある仲間が集まり、豊かな町にしてゆく。日本や世界へ発信できるモデルケースを目指した挑戦を進めています。

こども達の豊かな学びを農園主として育みませんか?
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5. 農園主としての特典の数々
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農園主プラン:1口5万円(5年間)

農園主の特典
①ぶどう畑の区画にお名前を記載・掲示(お一人分)

②OGATSU SHIZUKU TEAMへの参加
 9~10月 ぶどう収穫(山形)
 11月   腐葉土づくり、大地の再生:通気浸透水脈(モリウミアスファーム)
 12月   ワインの瓶詰め・ラベル貼り(宮城)
 1月   ぶどうの枝を剪定(モリウミアスファーム)、ワインの瓶詰め・ラベル貼り(宮城)
 2月   大地の再生:通気浸透水脈(モリウミアスファーム)、ワインの瓶詰め・ラベル貼り(宮城)
 3月   レイズドベッド・プランターづくり、野菜・ハーブの種まき(モリウミアスファーム)
 4〜5月  植樹(モリウミアスファーム)

③ワインを毎年送付:山形のぶどうを使い、宮城県のワイナリー・アルフィオーレで醸造しているオリジナルワインを毎年1本5年間(最後の年は、雄勝の初出荷ワインをお届けする予定です)

④現地の状況や美味しい海の幸を堪能する「レストランモリウミアス」へ参加(東京にて年1回)

⑤試飲や進捗を知る「農園主のギャザリング」へ参加(東京にて年1回)

※宮城や山形での活動への移動・宿泊・食事等の費用は自己負担にてお願い致します
※ワインはこちらでセレクトしたものをお送りいたします
※都内でのイベントは別途参加費用がかかります

▼農園主へのご参加はこちらから:https://tinyurl.com/2yfzmuqk

  • 年間を通じてリジェネラティブなぶどう栽培やワインづくりに関わり、5年間ワインが届く!モリウミアスファームの農園主 第2章