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2024年モリウミアスファームの農園主の活動レポート

モリウミアスファームの農園主について、本年も格別のご支援とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。

モリウミアスファームは農園主の皆さまと一緒に、2023年から土地の再生と持続可能な農業への挑戦を続けてまいりました。2年目となった今年の春には、津波で傷ついた土地にぶどうを植樹し、リジェネラティブ農業の可能性を信じて歩んでまいりました。

雄勝の未来を育む旅はまだ始まったばかりです。これからも夢を紡ぎ、土地に寄り添い、こどもと町、そして自然の新しい可能性を切り開いていきたいと思います。私たちの想いに共感し、共に歩んでくださる皆さまと、さらなる挑戦と成長をしてゆきますので、来年もどうぞ宜しくお願いします。

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農園主「OGATSU SHIZUKU TEAM」#11@雄勝
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夏場の山形でのぶどう収穫を終え、11月はモリウミアスファームでの活動となりました。
農園主の皆さまがぶどうの栽培やワインの醸造を年間通じてご一緒いただけるチーム「OGATSU SHIZUKU TEAM」が立ち上がっています。

11月18~19日の週末に、計13名の農園主の方々が雄勝に集まり、土壌改良に取り組みました。ご存知の通り、モリウミアスファームの土は、石巻市が復興工事の一環で山土を造成しました。有機物がなく粘度質で水はけが悪く、土が酸欠状態でした。この状況を改善するため、今回は通気浸透水脈つくりと竹チップつくりを行いました。

通気浸透水脈は、土中に穴を掘り、そこに炭や枝葉などの有機物を入れることで、空気と水の循環を生み出す方法です。これにより、土中の微生物が活性化し、土壌環境を改善します。また、竹チップは土中の微生物や有用菌の住処となり、土壌の生態系を豊かにする役割を果たします。

また、だいぶ成長してきたぶどうのために、棚づくりも行いました。農園主の皆さまと一緒に、和気あいあいとした雰囲気の中、一人ひとりの熱意と協力で、土地の可能性を丁寧に紡ぐ、実り多い二日間となりました。参加された農園主から「職場や日常生活ではできない経験で、同僚たちも楽しんで作業していました。訪れるたびに変化・成長を感じられるファーム。次の活動も楽しみです!」とコメントもいただきました。

皆さんもご一緒に、この土を人の手・自然の力で蘇らせ、場をつくってゆきませんか?
12月はワインの瓶詰め、1月はラベル貼りをファットリアアルフィオーレにて行います

▼年間活動の内容と参加のお申し込みはこちらから
https://x.gd/dO8NB

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新たなチャプターへ、まだまだ農園主募集中!
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石巻市と雄勝の住民が連携して、津波被害のあった土地で農業を通じた町づくりを行う活動の一環として、2023年4月にスタートして1年半が過ぎました。

初年度は1,000名以上の方々と共に、地球にやさしいリジェネラティブ農業を実践してまいりました。1.3万平米の元中学校跡地を活用し、化学肥料や農薬に頼らない、自然と調和したリジェネラティブな農法で土づくりを実践。

12月には一緒に場をつくりあげる「農園主」の募集をはじめ、191名の皆さまから、約1,000万円もの資金が集まりました。それにより、1300本の苗木やビニールハウス、ぶどう棚の資材を購入することができました。お力添えに改めて感謝いたします。

そして、畑に隣接する土地には来年の秋に発酵 x 食の拠点を整備するべく、図面が完成し、年明けから工事が始まる予定です。日本財団のご支援の元に、海の幸を生かした発酵食品の製造、飲料・ワインを醸造します。こども達が海・食・発酵を感じる学び場として、そして多くの人が訪れて町の未来にもつながるリジェネラティブな場を目指しています。

施設の建設費は集まりましたが、一方で食品・醸造に必要な機材費を集めており、農園主第2章として募集をしております。有機農業や自然派ワイン、こどもの学びと地方の未来に関心のある方々に是非広めていただけますと幸いです。

▼農園主第2章 詳しくはこちらから
https://x.gd/dO8NB

敬具
モリウミアスファーム 一同

  • 年間を通じてリジェネラティブなぶどう栽培やワインづくりに関わり、5年間ワインが届く!モリウミアスファームの農園主 第2章