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東北生まれの【MORIUMIUS Farm& Winery】石巻市雄勝町発、豊かな自然を表現した ナチュラルワインの初ヴィンテージ

●ご購入はこちら https://bit.ly/3BfGnvv

東日本大震災により甚大な被害を受けた宮城県石巻市雄勝町。私たちは震災直後からボランティア活動を通じて通い、2015年にサステナブルに生きることを体感する複合体験施設モリウミアスをオープンさせました。

あれから10年が過ぎた現地では、津波被害に遭った土地が、住民の方々の思いにより、花や緑で覆われる広大な公園になろうとしています。その一角でぶどうを栽培して、ワインを醸造しようと計画を進めています。

海や地域から出るゴミを活用した堆肥で、微生物の力を大切にした土をつくる。魅力ある果物 ぶどう を栽培する。
その酵母菌の力で、パンやワインを発酵させる。
このような微生物の力を大切にしながら自然との繋がりを活かし、大人だけでなく、こどもたちにとっても学べる場にしたい。

【MORIUMIUS Farm&Winery】の初ヴィンテージです。

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アルフィオーレさんとの取り組み
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土地を整備し、ぶどうを植えて収穫するまでは、まだ年単位の月日がかかります。コロナ禍の2020年、今できる最初の一歩踏み出そうと考え、宮城県川崎町で自然派ワインを作られているワイナリー「アルフィオーレ」とのワイン作りがはじまりました。

アルフィオーレの目黒さんは、もともと仙台でシェフとして活躍され、店で使う野菜を自ら栽培されていた方。震災をきっかけに店を閉じ、蔵王の麓に残されていた川崎町の廃校でワイナリーをはじめられています。

自然への思いや雄勝の未来に共感いただき、2020年のビンテージの醸造をしていただきました。

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優しい自然の力を感じる初ヴィンテージ
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ぶどうの皮についている野生酵母のみで、添加物を一切入れずに発酵させた自然派ワインは、日々丁寧な作業の賜物です。

山形県の契約農家さんが育てたぶどうを、2020年9月にスタッフといつも応援してくださる方々の手により収穫し、醸造していただきました。翌3月には、瓶詰め、ラベル貼りを1本1本手作業で行いました。

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自然のままを感じていただける
白・オレンジ・ロゼスパークリング
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ぶどうの皮についている野生酵母のみで発酵させた無添加の自然派ワイン。
自然のまま、ありのままに、東北の大地の恵みを凝縮しました。

2020年は、3種類を1,000本ずつ醸造しています。

ワインを通して、雄勝の未来と自然の力を感じていただければ嬉しいです。

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[Gekka] 白ワイン
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品種:デラウェア 55%、スチューベン 45%
度数:11.5%

山形県高畠町 大野さんのデラウエアと南陽市 風間さんのスチューベンを使用した、デラウエアをシンプルに楽しめる軽やかな白ワイン。
デラウエア、スチューベン共に、収穫してすぐにダイレクトプレス後に、開放曹にてジュースファーメント。
11日間の発酵後に、おり引きして、ボトリング。
デラウエアにスチューベンを加えたシンプルに楽しめる軽やかな白を「Gekka」と名づけました。

スチューベンという黒ぶどうを、皮を使用せずに、ダイレクトで絞る方法をブランドノワールと言いますが、単純に白ぶどうの白ワインよりも、よりワイン自身に膨らみを与えてくれています。
日本ミツバチのアカシアの花や春の百花蜜のようなほんのり甘い香りは、デラウエア由来。
天然酵母のパンのような、トーストした酵母のニュアンスもあって、飲み進めていくにつれて、いろいろな構成要素の発見があります。
鳥肉や白身魚のお料理、季節のお野菜の白和えなど、さっぱりとしたお料理との相性が良さそうです。
温度帯は、7度から11度くらいが程よいと思います。

「月華(ゲッカ)」とは、月の光のことであり、月と花のことでもあります。
雄勝には美しい月と満天の星が輝き、流れ星が見られることも多いです。この白ワインの淡い色から、雄勝の夜空の輝きを想像してみてください。それが、みんなの未来を照らす、やさしい光につながるといいなと思います。

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[Yokou] オレンジワイン
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品種:甲州 53%、ネオマスカット24%、デラウェア) 23%
度数:10%

山形県南陽市 鈴木さんのデラウエアをベースに、甲州を加え、香りづけに佐藤さんのネオマスカットを皮ごと潰して醸した独特の味わいが特徴的なナチュールらしいオレンジワイン。
甲州は、10日間、デラウエアは、7日間、ネオマスカットは1日スキンコンタクト後にプレス。
アンフォラにて、約2週間の発酵後に、おり引きをして、ステンレスタンクにて1ヶ月シュル・リーののちにボトリング。

マスカットや、オレンジ色の花の香水のようなニュアンスや、栗の蜂蜜のニュアンスもあります。
すっきりとした酸味のある味わいとともに、低アルコールなので、するすると飲み進めていけますが、出汁のような旨味も後から追っかけてきますので、揚げ出し豆腐や、海藻のお料理、ホヤとも面白いと思います。
温度帯も幅広く、さっぱりめで飲むなら、10度前後、いろんな香りや風味を探すなら、15度前後で飲んでいただけると良いかと思います。

デラウエアと甲州、ネオマスカットを皮ごと発酵させた独特の味わいのオレンジを「Yokou」と名づけました。
「陽光(ヨウコウ)」とは、雄勝を包み込む太陽の光であり、それは自然とともに生きる雄勝の人たちの温かさも表している言葉です。
このオレンジワインの穏やかな色から、雄勝の陽の輝きを想像してみてください。
それが、みんなの未来を照らす、温かい光につながるといいなと思います。

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[HanaAkari] ロゼスパークリング
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品種:ネオマスカット 60%、Steuben (スチューベン) 40%
度数:11%

スチューベン、デラウエア共に2日間のマセレーション後に、プレスして、ジュースファーメント。
それぞれ約2週間の発酵後に、オリ引きしてアッサンブラージュ。
予め絞って凍結しておいたスチューベンのジュースをドサージュしてボトリング。

グレープフルーツや文旦を甘皮ごとかじった感じの、柑橘系の少しビターな感じと酸味のニュアンスがあります。
味わいはすっきりとドライな印象で、程よい発泡が、心地よく喉を通っていきます。
ハーバルな余韻もあるので、より複雑味も相まってきます。
お料理との相性も、どんなお料理にもオールマイティに合います。
温度帯としては、7度くらいに飲んでいただいたり、少し温度を上げて、11°Cで、より深い味わいを堪能していただけると、より楽しんでいただけます。

スチューベンとネオマスカットのフレッシュな香りのロゼスパークリングを「Hana Akari」と名づけました。
「花明かり(ハナアカリ)」とは、桜が満開になって、夜でもあたりがほのかに明るく感じられること。
雄勝の森には、いろんな花が咲きます。
このロゼスパークリングの色と泡から、雄勝の花々の輝きを想像してみてください。
それが、みんなの未来を照らす、明るい光につながるといいなと思います。

雄勝の自然の中にある ”ひかり" の名前を冠した、【MORIUMIUS Farm&Winery】の初ヴィンテージ。

東北に想いを寄せてくださいますと嬉しいです。